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『うみねこのなく頃に』ルールXYZのまとめ

2008.12.23 UPDATE
 さてさて。同人ゲーム『うみねこのなく頃に』の発売日(頒布日)が一週間後と迫ってまいりましたが、皆様方はゲームを楽しんでいらっしゃるでしょうか? 『ひぐらしのなく頃に 解』の途中から竜騎士07ワールドに入ってきた私は、今回の『うみねこのなく頃に』は最初から皆さんと合わせて謎を解いていこうかなと意気込んでいたわけですが、Episode4の公開を前にした今、Episode3の結末を見たまま沈黙を続けております(笑) いや、もう、あそこまでいかれると、何が何なのだか分からなくなりませんか? そもそもファンタジーだとしたら、どこまでが現実の推理が通用するところなのか…とか。もう、頭の中がごっちゃごちゃ。極めつけは、例の如くに色々なところで公開されています、あの魔女の挑戦状みたいな文章ですか。Episode3の途中から、既に考えるのをやめてしまいましたよ、私。ああまでなってしまうと、下らない劇を見ているような錯覚に陥りますからねー。…というわけで、最近の私は初歩の初歩に戻って、ひぐらしの頃にあったあのルールXYZというものを、今回の『うみねこのなく頃に』の作品に合わせて作るのに力を注いでいます。というか、力を注いで作ってみたわけですけれどね。それで今回は、Episode4公開まで1週間となった事ですから、その『うみねこのなく頃に』版ルールXYZなるものを公開してみようということで、お送りします。以下、そのルールXYZを、『ひぐらしのなく頃に』との対比的な配置で書き並べていきます。



【ルールX】

《ひぐらしのなく頃に》
☆変化のルール。どんなに平和な日常をも惨劇の舞台へと変貌させる。
何故か誰もが突然迷い込む疑心暗鬼の袋小路。昨日までは普段通りの楽しい日々だったのに、ある日を境にそれは突然終わりを告げる。常に惨劇を呼び続けるそれは、雛見沢連続怪死事件を作り上げている。
オヤシロ様の起源に遡る雛見沢症候群が原因。診療所で研究中であり、とりあえずの治療薬は存在するが、ルールYとの関係から解決は不可能。だが、仲間同士互いに信じ合うことで克服できる事を、前原圭一が罪滅ぼし編で証明してみせた!

《うみねこのなく頃に》
☆黄金の碑文のルール。どんな時も場所も関係なく、黄金探しゲームへと変化させてしまう。
この碑文があることにより、どんなに凄惨な殺人事件でも、一発逆転!?な黄金探しゲームへと変化してしまう。これは果たして右代宮金蔵の罠なのか。それとも本当に死んだ皆を蘇らせることができる?実はそう思わせることこそが罠かもしれない。
右代宮金蔵が持っていると噂されている伝説の黄金が元となっているルール。悪魔儀式的な内容の碑文は、常識的には全くもって信じ難いが、「異常な第一の晩の殺人」と「魔女からの手紙」によって嫌が応にも気にさせられてしまう。また、伝説の黄金はEpisord3において確かに存在するように描かれており、その点を信じるのであれば、少なくとも碑文の内容の内「黄金探しゲーム」については成立していることになる。しかしながら、凄惨な殺人事件を目の前にして、果たしてその「黄金探しゲーム」にかまけていて良いのか。その様な意味で「黄金の碑文」は、主題逸らしと捉えることもできるのではないだろうか?

【ルールY】

《ひぐらしのなく頃に》
☆終末のルール。どんな事をしようとも必ず雛見沢村を滅ぼす。
もっとも頑強な鎖。繰り返す梨花の悪夢・閉ざされた昭和58年6月を作り上げている元凶。最後には雛見沢村を未曾有の大災害によって封殺しようとする、確固たる意思。
鷹野さんの確固たる意思と、それを実現可能にする「力」の存在が原因。発端は物語が始まる遥か以前に遡り、もはや崩すことは不可能か?

《うみねこのなく頃に》
☆密室のルール。全ての現象・事象を閉ざされた空間で完結させてしまう。
『ひぐらしのなく頃に』と同様に最も頑強な鎖(?)。事件の舞台である六軒島そのものにも存在する密室という名の結界。外からの干渉を完全に遮断して、全ての現象・事象をその内部のみで完結させてしまう。魔女の赤文字によりその存在は固定化され、密室が出来た瞬間に以降の外部と内部は別世界。言い換えると、再び開かれるまでは、内外はそれぞれにシュレディンガーの猫。そして開かれた後も、その間に起きた「出来事」においては、あらゆる推察が可能となる。もしその状態に「無限の魔女」という可能性さえ内包されているとしたら…?
推理ゲームではありきたりなネタながらも、無限の魔女の存在によりその存在が固定化され、さらにはその可能性が無限の魔女に力を与えてしまうという、もっとも厄介なルール。作中で登場人物たちによって発見される個々の殺人現場(死体遺棄現場)は、ほぼ全てがこの密室状態となっており、さらには事件の舞台である六軒島そのものも台風の中の孤島という密室状態となっている。魔女は密室の存在を己が存在の証明として用いることが多く、その密室の完全性・技巧性により比例的に魔女の存在(の確からしさ)が強まっていくと考えられる。登場人物たちをこの島に縛り付け、さらにはその殺人現場(死体遺棄現場)にも用いることにより、2重の効果をもたらして、六軒島の悲劇を決定付けている、魔女にとって絶対の切り札ともいえるルールなのではないのだろうか。

【ルールZ】

《ひぐらしのなく頃に》
☆慢心のルール。全ての思考を止めさせ、迷信的な原因理由へとすり替えさせる。
雛見沢村に澱むあしき風習・暗黙の了解。4年続いた雛見沢連続怪死事件を「オヤシロ様の祟り」とよびしめているルール。
オヤシロ様信仰そのものであり、原因もこれ。決してオヤシロ様を信じていない人でも、何かが起こればこのせいにしてしまう。ある意味、人間の余さ・澱んだ雛見沢の空気、この両方が混ざり合い自然に生まれたルール。原因は漠然としたものだが、だからこそ突き崩す難しさを秘めている。

《うみねこのなく頃に》
☆無限の魔女(アンチミステリー)のルール。魔女はあらゆる魔法が使えると認識させ、それ以降の推理を止めさせてしまう。
真に無限は可能なのか? 可能ならば、あらゆる出来事は無限の魔女が犯人で解決。別に犯人がいても、「無限の魔女なら可能」でThe End。そんな無限のファクターを作り出すルール。
「黄金の魔女=無限の魔女」という誤解から生まれたルール。魔女を六軒島の登場人物として認めるにしても、魔女も有限と仮定をしなければ、全ての犯人はその魔女となってしまう。だが逆に、このルールを打破する為には魔女の限界点を読みきる必要があり、人間の価値観からはかなり厄介な作業かもしれない。常識を捨て、魔女の視点に立って事件の経過を追ってみる事が必要となる。厄介なルール。

 …という感じで、以上が私の考えた『うみねこのなく頃に』のルールXYZとなります。まぁ、アレですね。こうして書いてみると、尚更にあの島から生きて脱出するのが無理のような気がしてきますね、ハイ(苦笑) そもそもが台風の中の孤島で起きた事件。それが六軒島の悲劇。そうなると、私達がこのゲームを見てウンウン唸っている立場というのは、ゲームの中で登場人物たちがそれぞれの事件現場を見てウンウン唸っている姿と同じなのですよね。なんとも滑稽だなと思う反面、登場人物たちがその犯人について既知の18人を否定している姿というのは、私達ゲームをプレイする側からすると、容疑者たちが「自分は犯人じゃない」と必死に否定している姿と同じことになるわけで、実は恐ろしい罠なのではないかとも思えてきます。魔女は実は犯人なのではなく、犯人に犯人のように仕立て上げられているだけだとしたら? …そうなると、上のルールXYZは半分以上が崩壊してしまいますよね。そのぐらい怪しいルールXYZなのですが、はてさて解答編の最後となるEpisode4ではどの様な事になり、私のルールXYZが変化することになるのか。これを持って1週間後のEpisode4に望んでみたいと思います。

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